HOME > DIARY
update 2010年6月17日 20:31
「主人の遺影の写真を撮ってください」と一週間前に店頭で依頼を受けた。 もうすぐ命がなくなることを宣告されている主人と一緒に遺影の写真が撮りたい。 と奥様が話しに来られた。
今日がその日だった。 とにかく無心になるように努めた。 今日のこの時間が、お二人にとって心地よい時間になるようにと願いながら。 そして、ここに自分がいて、目の前に二人が並んでいる。 ただそれだけのことが、奇跡でもあり大切な時間であるということを確信した。
一枚ずつ、アルバムをめくるように撮影した。 その一枚一枚が、人生の長い時間を振り返っていく行為のように思えた。 お会いして間もないのに、シャッターを切る度にその方の過去を知っていくようで、長く知り合いだったような錯覚を覚えた。
「いい時間を過ごせました」 撮影後にかけてもらった言葉で魔法が解けたように、また今という時間が舞い戻って来る。
死を覚悟して撮る写真。 残されていく奥さんのために、そして自分のために。
お二人にお会いできたことを心から感謝したい。
<< 次の日誌を読む | 前の日誌を読む >>
こどものカタチ
アルバス・トレネができるまで
スクールのこと
ワークショップのこと
商品紹介
展覧会のこと
掲載情報
撮影のこと
日々のこと
2010年6月17日 20:31死を覚悟して撮る
2010年6月12日 00:16君のポケット
2010年6月11日 22:04気ままに
2010年6月11日 18:39かけっこ
2010年10月
2010年9月
2010年8月
2010年7月
2010年6月
albus | アルバス写真ラボ 〒810-0023 福岡県福岡市中央区警固2-9-14 TEL:092-791-9335 Copyright(C) 2009 albus co,.Ltd. albusへのお問い合わせはこちら.